耳の検査

耳鏡検査(じきょうけんさ)

アサガオの花の様な形をした耳鏡(じきょう;みみきょうともいう)を使って、耳の孔から中の外耳道や鼓膜の状態を観察します。額帯鏡で耳の中を照らしながら肉眼で見るのが基本ですが、さらに詳細に調べる必要があれば、顕微鏡で耳の中を覗きます。顕微鏡で拡大して見ながら、耳の中の処置をすることも可能です。手術用顕微鏡手術用顕微鏡

鼓膜内視鏡(電子スコープ)

電子スコープを耳の中に入れて、鼓膜の状態をTVモニターに拡大してよく観察します。患者さんもその場で、自分の耳の中を見ることが出来ます。処置が出来ないのが欠点ですが、外耳道や鼓膜の写真を撮ることも出来ますので、治療前と治療後の比較に便利です。

電子スコープ鼓膜イラスト

標準純音聴力検査

音の聞こえるレベルを、右左別々に調べます。普通に空気を伝わってくる音(気導)と頭蓋骨を伝わってくる音(骨導)について、閾値(いきち;ぎりぎりきこえる音の大きさ)を測定します。閾値が小さければ小さいほど、良く聞こえるということを表します。難聴の有無や程度を知ること、さらには難聴の原因についてもある程度知ることができます。

聴力検査室聴力検査室オージオメータオージオメータ

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語音聴力検査

言葉の聞き取りやすさを調べる検査です。ヘッドフォンから聞こえてくる語音(ア、キなどの単音節)を聞いて、聞こえたとおりに復唱するか書いていただきます。これにより難聴のタイプや、もし補聴器を付けた場合にどれだけ効果が出るのかの推測ができます。

ティンパノメトリィ

鼓膜に音が当たった時の、振動のしやすさを測定します。滲出性中耳炎では必須の検査です。

平衡機能検査(めまいの検査)

ゴーグルの様な眼鏡を付けて眼球の動きを調べます。めまいのしている時には眼振が観察されます。眼振の起こるパターンで、めまいの起こっている原因の推測が可能です。当院では、より詳しく眼振を調べることが可能な、赤外線CCDカメラを使用しています。

聴器CT検査

複雑な中耳や内耳の構造。しかもこれらは側頭骨という骨の中に埋まっているため、なかなかその構造を見ることは困難でした。しかし、当院で採用しているコーンビームCTは、耳小骨や半規管、蝸牛まで立体表示が可能となり、より正確な診断が可能です。難聴の原因を調べたり、手術適応の有無の判断に非常に役立つのはもちろん、安全な耳の処置に欠かせないものです。

耳CT

耳漏培養検査

耳漏(耳だれ)の中にいる細菌の種類や、抗菌剤の感受性(効きやすさ)を調べます。

耳漏中好酸球検査

耳漏や鼓室内に貯まった液の性質を調べます。好酸球という細胞が増えていれば、好酸球性中耳炎という特殊なタイプの中耳炎であることが分かります。

病理組織検査

稀に耳の中にもポリープ(耳茸)が出来ることがあります。組織を取って炎症性のものか、腫瘍性のものかを判断します。

鼻と副鼻腔の検査

鼻鏡検査

鼻鏡という器械を使い、鼻の入り口を開いて中を観察します。鼻の中は暗いので、額帯鏡という凹面鏡で照らします。鼻の粘膜が腫れていないか、鼻汁の有無、鼻茸の有無などをよく診ます。鼻の処置が必要な場合は、診察に引き続いて行います。

鼻鏡鼻内の診察

鼻腔ファイバ検査

直径3.2mmという非常に細い電子スコープを使って、鼻鏡検査だけでは分からない鼻の奥の様子を詳しく診ます。検査後は、すぐにTVモニターに映して検査結果について説明いたします。

ファイバーファイバー当院で使う内視鏡は、直径わずか3.2 mm。

鼻腔通気度検査

鼻づまりの程度を器械を使って計測します。鼻づまりを客観的に評価出来るのが利点です。

副鼻腔レントゲン検査

顔面の骨の中にある副鼻腔(ふくびくう)という空洞の状態を調べます。特に炎症がないか、腫瘍を疑わせる影がないかなどに気を付けて診ます。

さらに詳しい画像検査としてはCTがありますが、当院では施行していません。しかし必要があれば近くの病院(東北中央病院など)にご紹介して、撮影を依頼しております。その場合、予約は当院の窓口でできます。

レントゲン撮影装置読み取り装置

当院では、デジタルレントゲンを開業当初より採用しています。解像に優れ、従来のレントゲンの現像の際には出てしまう廃液などがないので、環境を汚さないのがメリットです。

鼻汁中好酸球検査

綿棒で鼻汁を採取して、顕微鏡で細胞成分を調べます。鼻炎の原因が風邪なのか、アレルギーなのかがわかります。

特異的IgE抗体の測定(アレルゲン検索)

アレルギーの原因を、血液中の抗体の量を測ることによって調べます。1回の採血で何種類でも調べられますが、当院では基本的にスギ、ダニ、イネ科、雑草の4種類を、それ以外は必要に応じて調べています。アレルギーの原因を知ることは、治療に非常に重要なことなので、アレルギーの患者さんには出来るだけ受けていただくようお勧めしています。

鼻漏培養検査

綿棒で鼻汁を採取して、その中にいる細菌の種類や抗菌薬に対する感受性(薬の効きやすさ)を調べます。

のど(咽頭・喉頭)の検査

扁桃培養検査

扁桃炎を起こしている病原体の種類を調べます。さらにその病原体に対して、どの抗菌剤がどのぐらい効くのか推定します。

迅速インフルエンザ抗体検査

鼻の奥を細い綿棒で擦って粘液を採取、インフルエンザウイルスに対する抗体の有無を調べます。「インフルエンザかどうか」、「A型かB型か」がわかります。結果が出るまで10分程度ですので、結果によって抗ウイルス剤を使った方が良いか、児童や生徒ならば登校しても良いかどうかなどの判断ができます。

溶連菌迅速試験

扁桃炎や咽頭炎の原因が、溶連菌感染なのかどうなのか調べます。咽に膿が付いているなど、細菌がいそうなところを綿棒で擦ってサンプルを採取します。結果が出るまで10分程度です。

喉頭ファイバー検査(電子スコープ)

喉頭とは気管の入り口にあり、食べ物は食道へ、空気は気管へと流す働きと、声を作る働きをしています。口からは直接覗けませんので、鼻から電子内視鏡を入れてTVモニターに映して診断します。内視鏡は自在に曲げられますし非常に細いので、咽頭反射(咽にさわるとオエッとなること)はほとんどありません。

ファイバーのユニット喉頭ファイバー

簡易携帯型終夜睡眠ポリソムノグラフィ(いびき・睡眠時無呼吸症候群の検査)

寝ている間に呼吸が停まっていないか、停まっているとすればその頻度や時間はどの程度か、それに伴って酸素不足に陥っていないかどうか、いびきをかいていないかどうかなどを調べます。当院では検査器械をお貸しして、自宅にて検査を行っていただき、結果は後日パソコンにて解析します。