下鼻甲介焼灼術

 

鼻炎の鼻づまりの原因は鼻甲介の腫れです。そのうちでも、特に腫れやすい下鼻甲介を、高周波で灼いてボリュームを減らすことによって、鼻の通りをよくします。下鼻甲介焼灼

下の略図中のAは手術前の状態で、下鼻甲介が腫れて鼻づまりの状態。局所麻酔後、Bの様に下鼻甲介の前面から後方に向かって、双極針を刺入していきます。双極針というのは平行に並んだ電流を流すための針で、3cm位刺入したところで、高周波という電流を流します。高周波というのは電子レンジにも使われているのですが、水分のあるところでは熱を発生します。下鼻甲介粘膜下のごく狭い範囲で、60~70℃まで熱が出ますので、そこでは熱変性ということが起こり、下鼻甲介の体積が減るのです。また同時に、粘膜下の鼻水を出す、鼻腺や、くしゃみを起こす末梢神経も一部焼灼されますので、くしゃみ、鼻水にもある程度の効果が期待できます。図Cは手術後、下鼻甲介の腫れが引いた状態のイメージです。ちなみにレーザー手術もほぼ同様の手術です。

手術そのものの時間は、左右併せて15分程度です。術前の局所麻酔や、術後安静にして頂く時間も含めますと、約1時間は院内にいて頂くこととなります。また手術当日でも、術後の経過が良ければ、デスクワークなど、肉体的にきつくない仕事は可能ですし、食事などの日常生活は、ほとんど普段通りで大丈夫です。

手術後の合併症としては、術後2,3日は鼻血が少し出易いこと、術後1週間程度は、鼻づまりが一時的に強くなることです。鼻づまりを良くするための手術で、逆に鼻づまりがひどくなるのは不本意なのですが、一時的な反応ですので、これだけは我慢してもらっています。

手術の効果は人によっても違いますが、レーザーよりは長く、およそ3〜4年間は持続します。

費用は3割負担の方で窓口での支払いが7,000 円程度となります。(両側を手術した場合)