花粉症の初期治療

初期治療とは、花粉飛散開始、あるいは少しでもアレルギー症状が出始めたら、抗アレルギー剤の内服や点鼻を開始するものです。これにより、花粉が大量に飛んで、ひどくなってから治療を開始した場合に較べて、症状を軽くすることができます。治療開始の時期ですが、以前は飛散開始よりも1〜2週間先行して治療を開始することが勧められていていましたが、最近の研究では症状がわずかに出始めてからの治療でも大丈夫ということが分かってきました。

花粉飛散開始の時期は地方によって異なり、大まかに言って関東地方なら2月上旬から中旬、山形市は3月の始め頃からです。スギ花粉症の方は、それ以前に受診して抗アレルギー薬を予め準備しておくことをお勧めしています。