騒音性難聴

騒音性難聴は、85デシベル以上の騒音を一日8時間以上、10年間聞き続けると難聴が生じます。 従って、うるさい職場で働いたために起こる職業性のものがほとんどです。 発症初期には自覚症のないこともあり、健診などの聴力検査で4,000 Hzの閾値上昇を指摘されて初めて気付くことが多いです。進行すれば他の周波数も聞こえづらくなるので、難聴を自覚するし、耳鳴が生じることもあります。 治療により改善することはないので、騒音下で働く人は定期的に聴力検査を受けて、もし4,000 Hzの閾値上昇が起こってきたら、配置換えを受けてそれ以上騒音に曝されないようにすることです。騒音を聞かなくなった時点から、難聴が進行することはありません。